泣くことがダイエットにつながるって本当なのか?
今回は、そんな感情が及ぼすダイエット効果や正しい方法について詳しく解説するとともに、思わぬ病気かもしれないというお話まで分かりやすくまとめています。これまで、笑うことや泣くことがダイエットには関係ないと思われていた方は目からウロコの内容かもしれません。
涙活ダイエットとは?
感情がもたらす影響とは?
まずはじめに、泣いて涙を流すメリットについて、見ていきましょう。泣いて涙を流す、その最大のメリットは涙にはストレスを浄化させる作用があるということ。例えば感動して涙を流した後、気持ちがスッキリしたのを感じられるのも、このストレスを浄化させる作用が働いたからなんです。
もう少し詳しく説明すると、脳には欲求を司る「扁桃体」と理性を司る「前頭葉」があります。この扁桃体と前頭葉が常にバランスを保つことで、欲求と理性をコントロールしているんでね。でもストレスを感じると、扁桃体と前頭葉のバランスが崩れてしまうため、欲求と理性をコントロールできなくなり、欲求を抑えられなくなります。そこで泣いて涙を流せば、崩れた欲求と理性のバランスを整え、欲求を抑えられるようになるんです。
泣いたら痩せる本当の理由とは?
欲求を抑えるため食欲を抑える
私たちはストレスを感じると、扁桃体と前頭葉のバランスが崩れ、欲求を抑えられなくなる恐れがあります。もし、その欲求が食欲だったとしたら…。ストレスを感じるたびに食欲が出てきます。ということは、ストレスを感じる機会が多くなれば食欲が増し、ついつい食べ過ぎてしまって太ってしまいます。よくいわれる、ストレス太りです。
ダイエットは食欲のコントロールが大切なのですが、ストレスがそれを邪魔してしまい、ダイエットをしても痩せられない体になってしまうんですね。なので、そんなストレスを感じた時に、泣いて涙を流すんです。そうすれば扁桃体と前頭葉のバランスが整って、食欲を抑えることができます。
私たちは人間関係や仕事関係など、とてもストレスを感じやすい環境で生活をしています。つまり、ストレス太りをしやすいということ。ですので、定期的に涙を流す機会を作ると良いんです。
ダイエットに挫折しなくなる
ダイエットに1度でも挫折をしたことがある方なら分かると思いますが、ダイエットに挫折してしまう理由といえば、何といっても「ダイエットをしても痩せられない」ことが挙げられると思います。ダイエットは食べたいものを我慢して、やりたくもない運動もして頑張ってチャレンジしていくもの。でも、痩せなられない現状を目の当たりにすると、「私はダイエットしても痩せられない人間なんだ…」と思ってしまうことでしょう。
そんな思いがダイエットを挫折に追い込みます。ダイエットは、続けてさえいれば絶対に痩せられるのに…。そう思ってしまうのも、ダイエットによるストレスが原因なんです。ですので、ダイエット中のストレスがたまった時こそ涙を流すことが効果的で、涙を流すと自分を客観的に見ることができ、「私はダイエットをしても痩せられない」というような思い込みを消すことができるんですね。
その結果、ダイエットに挫折することなく長く続けられて、必ず痩せることができます。
涙活ダイエットの正しい方法について
その方法とは?
涙活ダイエットは週に1回、休日前の夜に行う
1週間のうちで、いちばんストレスがたまっている日というと、休日前じゃないでしょうか。例えば、土日休みの週休二日制だったら、金曜日がいちばんストレスがたまっていますよね。つまり休日前が、ストレスによって扁桃体と前頭葉のバランスが最も崩れているんです。ということで、涙活ダイエットで涙を流すベストタイミングは休日前。そして、頭がスッキリしている朝よりも夜に行う方が効果的です。
このタイミングで涙活ダイエットをして、ストレスを解消して痩せやすい体を作っていきましょう。なお涙活ダイエットは、週に1回を目安にして行ってください。
ひとりで集中できる静かな部屋で行う
ここで紹介する涙活ダイエットは、DVDなどで映画を見て涙を流します。そのため家族がいる中で映画を見ても、気が散ったり人目が気になって涙が流せなくなってしまいます。ですので、涙活ダイエットで映画を見るには、ひとりで集中できる静かな部屋で行うと良いでしょう。そうすれば、集中して映画を見ることができます。
もし、夜にひとりになれる場所がないなら、お風呂で半身浴などをしながら映画を見るのも良いですよね。汗をかいて代謝を上げて、体にたまった脂肪を燃やしながらストレスを解消できるので、身も心も一緒にスッキリできます。
感情移入するためにスマホ・携帯の電源はOFF
映画を見て涙を流すためには、映画の物語に感情移入することが大切です。ですので先述したように、ひとりで集中して映画を見る環境を作る必要があります。そのためにはスマホや携帯の電源をOFFにしましょう。もし電源を入れっぱなしにすると、電話やメールなどの着信があったり、逆にそういった着信がないかとついつい気になって、画面を確認してしまう可能性があります。これではなかなか集中できずに、感情移入も難しいです。
またスマホや携帯に限らず、自分の集中力を損ねるようなものは、映画を見る時は身近に置かないようにしましょう。
家族や動物の映画を見る
涙を流すには映画やドラマなどの映像作品、または本などがあります。感動する映画やドラマを見たり、本を読んだりすると、ついつい涙が出てしまうものです。ですが、このうち映像作品の方が視覚と聴覚を刺激するので、より感情移入がしやすく涙が出やすいんだそうです。例えば感動する映画を見ると、役者さんたちの演技だけじゃなく、バックミュージックの効果によって作品に引き込まれてしまいますよね。
また、家族や動物を材材にした映画は、私たちの生活により近く感じられるので、感情移入しやすくなりますよ。
涙は流しっぱなしにする
涙活ダイエットでいちばん重要な部分がこれです。流れた涙はそのまま、流しっぱなしにすること。涙が流れないように我慢をしたり、まぶたを抑えて涙が流れないようにするんじゃなく、感情のままに涙を流すことで、よりスッキリしてストレスを解消することがでるんですね。
ですので、涙活ダイエットで映画を見る時は、思いっきり感情移入をして、思いっきり泣いて涙を流しましょう。そして、1週間のストレスを一気に解消して、痩せやすい体を作りましょう。
涙活ダイエットの口コミについて
口コミまとめ
ここでは、実際に涙活ダイエットを実践した方の口コミについて詳しくまとめてます。是非とも参考にしてください。
私が悟った事を書かせてもらいます。涙活ダイエットは止めた方が良いです。人間はやっぱり、楽しく生きるのが大事なのであって、感動とか求めてはいけないと思います。ダイエット出来たとしても、健全な方法ではないと思うんです。ダイエットはやっぱり楽しくやらなきゃって思うようになりました。
泣いてやせる! 涙活ダイエットですけど、変な方向に入ってしまうとマイナス思考になっていきます。変なマインドコントロールされるような感じもあるんです。涙活をするなら年に3回未満にした方がいいと思う。癖にならないように注意することが大事かな。
引用元:http://taisetudiet-kutikomi.com
泣くと笑うではどちらがストレス解消にいいのか?
笑う門には福来る!
お腹の底から笑うと、心身がリフレッシュして、元気になるような気がしませんか?笑いが免疫力をアップさせることは、医学的にも実証されています。ウイルスやがん細胞などの身体に悪影響を与える物質を排除するリンパ球の一種「NK(ナチュラルキラー)細胞」は、笑いによって活性化されることもわかっているのです。
また、笑うと自然と深い呼吸(腹式呼吸)になり、副交感神経が優位になります。通常、不安や緊張を感じているときの呼吸は浅く速くなり、リラックスしているときの呼吸は深くゆっくりしたものになりますが、ストレスに囲まれながら生きている私たち現代人は、常に交感神経が活性化し呼吸も浅くなりがち。そんなときに大笑いをすることで、緊張した心身を緩めることができるのです。
面白くなくても笑顔を作るだけで効果があるといわれていますので、日常生活の中に、意識して笑いを取り入れてみましょう。
泣いたらストレスもなくなる
泣くこともストレスの解消に有効です。泣くという行為は、副交感神経によって調整されているため、涙を流すことによって、交感神経から副交感神経へとスイッチが切り替わり、強制的にリラックスできるのです。
ただし、このときの涙は、悲しいときや感動したときに流す涙であることがポイント。その明確なメカニズムはわかっていませんが、感情が激しく動いたときに泣くことで、強制的にストレスを解消して心身の健康を維持する働きがあるのではないかと考えられています。
そのため、泣きたいほどつらいストレスがあるときには、我慢するよりも思い切り泣いてしまった方が健康的。人前で泣けないのなら、職場や家の中で1人になれるような時間や環境を確保しておき、そこで泣いてしまってもいいのです。
不安感やイライラを押さえて気持ちを安定させる物質「セロトニン」の分泌は、笑う、泣くといった感情表現により活性化されることがわかっています。心身を安定させるためにも、豊かな感情表現を大切にしたいですね。コメディや泣ける映画などを観るなど、定期的に笑えるイベントや泣けるイベントを取り入れて、美と健康の大敵であるストレスの解消に役立ててもいいでしょう。
手軽にできるストレス発散方法
さて、笑うことと泣くことがストレス発散に効果的だとわかりましたが、そのほかにも手軽にストレスを解消する方法があります。それは深呼吸です。通常、不安や緊張を感じているときの呼吸は浅く速くなり、逆に、眠っているときやリラックスしているときの呼吸は自然と深くゆっくりしたものになります。意識的に吐くことに重点を置いた深い呼吸を行うことで、緊張した心や体を鎮めることができるのです。
やり方はとても簡単。リラックスできる姿勢で、10秒くらいかけて口から息をゆっくり吐き、続いて、5秒くらいかけて鼻から息を吸い込みます。気持ちが落ち着いてくるまで、何度か繰り返して行いましょう。
また、ストレスを溜め込みすぎず、上手に発散・解消するためには、日頃から、自分にとってリラックスできる場所や気持ちを切り替えられる時間、習慣には、どのようなものがあるかを考えておくとよいでしょう。
たとえば、「大声で歌う」「運動する」「仲のよい友人と過ごす」「自然と触れ合う」など、自分の好きなこと、自分の心が喜ぶことをあらかじめ見つけておき、ストレスが溜まっていると感じるときに、意識的にそのような時間を持つようにすれば、いつもの平穏な自分を取り戻しやすくなります。
泣きすぎると病気になるのか?
泣き過ぎが原因?!
精神疾患の患者は年々増えつつあります。そのうち、約3分の1の人がうつ病などを含む「気分障害」(感情障害)と呼ばれる病気にかかっています。うつ病とは、過剰な悲しみや喜び、またはその両方が長時間に渡って起こり、日常生活や社会生活に支障をきたしてしまう症状です。
ネガティブ思考と涙の関係
うつ病でなくとも、泣きたくなるようなシチュエーションに遭遇すれば、涙が流れてしまうということは誰にでもあります。あまりにも嬉しい時や悲しい時、感情の起伏によって出てくる涙は、「情動性分泌」と呼ばれ、脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)という部分が刺激を受ける事で発生します。
この脳の前頭前野全体は感情をコントロールする事に加え、記憶、判断能力、学習、計画、推測、などの機能も司っています。うつ病傾向のある人ほど、ネガティブな思考と前頭前野の活動に深い関連性がある事がわかっています。
つまり、うつ病の症状である涙には、ネガティブな思考による脳の働きが大きく影響していると考えられるのです。ネガティブな思考が察知され、それが繰り返し起こる事により、うつ病が定着したり悪化したりする恐れがあると言われています。
うつ病は早期に発見できれば症状も軽くて済み、治療期間も短くて済むでしょう。もしも泣きたい、涙が出るといった症状が2週間以上続いたら、迷わず心療内科を受診してください。
まとめ
涙を流すことで、精神面での健康を取り戻すことができ尚且つ、身体的なメリットも大変大きいことがお分かり頂けたかと思います。しかし、最後の方でご紹介しました通り、泣き過ぎは思わぬ病気だったりするかもしれませんのでしっかりとメンタル管理もダイエットをする上で重要になってくるのを忘れないでください。